昨日の試合は、今年のカープのターニングポイントになる試合に見えた。
中国新聞のサイトにはこうあった、
「広島は篠田の乱調が全てだった。」
私の考えは違う。
「首脳陣の対応の遅さが全てだった。」
マスコミで、全球団の年俸平均額が発表された。
1位 阪神(35億3,410万円)
12位 広島(14億2,460万円)
約2.5倍。
年俸額が単純に戦力差だとは言わないが、明らかな戦力差があることは誰もが認めるだろう。
真正面から、真弓と同じような采配をやって勝てるわけがない。
信念を持って勝つための早い判断、冷静な判断をベンチに望む。
昨日の試合はRCCの速報を見ながら、スカイプで某カープファンさんに映像の様子を速報してもらっていた。
試合終了後に言い出した結果論ではなく、試合中にリアルタイムで嘆いていたことである。
カープのベンチワークは反応がワンテンポ遅い。
よねむし「そろそろコーチがマウンドに行くべきだろう……」
現実「ベンチに動きなし」
よねむし「ここでピッチャー交代だろう……」
現実「大野コーチがマウンドへ行くも、続投」
よねむし「もう手遅れだ……勝てないや」
現実「やっとピッチャー交代」
全てワンテンポずれている。
昨日のベンチ入りメンバーを見れば、篠田から今村もしくは岩見への交代が考えられた。
実際もそうなったが、あのベンチ入りのメンバーでビハインドの展開だと選択肢は他になかった。(上野くらいはあったかも)
代えるタイミングは、明らかに2回裏! 平野に打たれた後!
ここで今村にスイッチすべきだった。
現実には、交代どころかコーチがマウンドへ行くこともなかった。
これは結果だが、その後今村が好投した。
その好投は全くの無駄だったが。
遅くとも、3回の頭から今村だ!
「次の回に打順がまわってくるから……」
というネガティブな判断で続投させて、試合を台無しにしたことが、昨シーズン何回あったか!!
忘れたのか、ノムケン。
ベンチは成長しないのか……。
実績からみても年俸からみても、
あそこで続投して納得できるピッチャーはカープではマエケンだけである。
篠田は開幕から調子が良かった。
「だから、復調すると思って投げさせた」
という判断は冷静か?
篠田は開幕から調子が良かった。
「だから、そろそろ調子を落としてもおかしくないと警戒していた」
この判断ができてこそ、冷静な首脳陣ではないだろうか。
ナベキューのように、選手と一緒になって一喜一憂するでもなし、
野村克也や落合のように、選手と一線引いて冷静に判断しているわけでもなし。
ただ憮然とした表情でベンチに座っているだけ。
首脳陣に負けた責任を転嫁された篠田。
「勝つ」というハングリー精神が全く感じられないベンチ。
私にはそう見えました。
バリントン、月間MVPおめでとう!