桃子よ

桃子よ

もも子よ
おまえがぐずってしかたないとき
わたしはおまえに げんこつをくれる
だが 桃子
お父さんの命が要るときがあったら
いつでもおまえにあげる
 [八木重吉]

桃子は、八木重吉の娘の名前です。
親が子どもを傷つける悲しい事件が後を絶ちません。

この詩をはじめて読んだ時、心がドキッとしました。
刃物を突きつけられたような迫力を感じました。

最後の二行は、親の心ですが、
ここまではっきりと、白黒をつけるかのように書かれると、
自分の親としての気持ちが、ドキッとしてしまったのです。

ここまで言葉として考えてはいなかったけど、
自分も子どもたちに対して、こんな愛情を抱けているだろうか。
正直なところ自信がありません。
いざとなったらそうすると思う。
しかし、ここまではっきり言葉にする自信はありません。

八木重吉のまっすぐな言葉が、胸に深く刺さりました。
親である全ての人の心に、何らかの働きかけをしてくれる
素敵な詩ではないでしょうか。



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