先日、星野道夫さんの本を読んでいると書きましたが、
やっぱ作者がカメラマンなんだから、写真見とかなきゃね。
と言うわけで、
図書館で借りてきました。
ムースの写真集はなかったようなので、
『カリブー』
よねむしが子供の頃に劇場で観た『南極物語』を彷彿とさせる光景。
とても澄んだ素敵な写真。
そして、ダイレクトに伝わってくる言葉。
時間を忘れて見入ってしまいました。
カリブーって、渡りをするんですね。
アラスカを南へ北へ、命がけの旅。
そして、すさまじい数の群れ。
足音が聞こえてきそうな写真。
写真集を見たのなんて『ビビアン・スー』の写真集以来といっていいくらいのよねむしですが、
感動しました。
「僕は産まれてくるのが遅すぎた。もっと早くに産まれていれば……」
といった内容の星野道夫さんの言葉があった。
よねむしも学生だった頃いつも思っていた。
「産まれてくるのが遅すぎた」
トム・ソーヤーの時代に産まれたかったと。
そんな、遥か昔に忘れてしまった気持ちに忠実に生きて、生きて、亡くなった、
このカメラマンを心から尊敬します。
よねむしも
「間に合った」
と感じる日が来て欲しい。
普段は遠くにある「人生」について考えることのできる一冊です。
最近、どうも集中力を欠いてイライラしていることが多い。
一、あせる事が多いのは、
行動目的がないからだ
今こそ、しっかりと人生の意味を考えないといけない。