石巻市立大川小学校
建物はそのまま残されているようでした。
たくさんの献花がされていました。
生徒と教師、60名以上が津波により亡くなりました。
中央公論の記事
読んでみてください。
祈りを捧げてきました。
子を持つ親として、子供を亡くされた親御さんが学校側を責めたくなる気持ちもとてもよく分かります。
私の娘は遠州浜の幼稚園に通っています。
津波の被害がかなり想定される地域です。
とても魅力的な幼稚園ですが、今年の入園説明会にはほとんど人が集まらないようです。
私の娘が入園したおととしに比べると、あまりに参加者が少なくて驚くほどだそうです。
しょっちゅう避難訓練もしています。
手順もきっちり決められています。
でも、それで100%助かるなんて、誰も断言できません。
自分だけ助かった場合、
その時、私は誰を責めるでしょうか?
幼稚園を責めるでしょう。
その幼稚園を選んだ自分を責めるでしょう。
でも、家族は帰って来ません。
そもそも、天災に対して100%安心な場所などありません。
緊急の事態に対して、いかに備えているかが問われます。
備えがあることにより、訓練をしていることにより、
緊急の際の動揺も減り、スムーズに行動することができます。
内陸部でへんに安心している場所よりも、
緊急時にしっかり備えている沿岸部の方が被害は少なくなるかもしれません。
人の「想定」なんて堤防は、簡単に越えられてしまうのですから。