回答編:謎物語もしくは物語の謎

※この記事は、『謎かけ編』を読んだ後にご覧ください。

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肌に冷たさを感じるようになったある日の朝、
いつものようにラーメン屋の前を自転車で通りかかると、
前にマイクロバスが1台停まっていた。

ハザードランプがチカチカ点滅しているそのバスに、あのおばあさんが乗り込む。
年配(と言ってもおばあさんよりは一回りは若いが)のラフな服装の女性に手を引かれて。

もちろん、ここはバス停ではない。
何のバスだろう。

車体に目を移すと、
「●●苑」
そして、「デイケアサービス」の文字。

『なるほど……』

私は心の中でそうつぶやいて、バスの脇を通り過ぎて行った。

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そう、デイケアサービスに通うおばあさんだったんです。

これが、幼稚園児とお母さんだとすぐに分かるのですが、
お年寄りが毎日バスに乗ってデイケアへ通うという考えには、
私の生活環境ではなかなか結びつかなかったです。

介護関係で働いている方や、同居家族にお年寄りがいる方には、ほんの日常なんでしょうけど。


しかし、進行する高齢化社会の中、幼稚園児よりデイケア人口の方が増える日は近いのかもしれません。



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